石狩データセンター開所式レポート第3回「内覧会」

皆さん、こんにちは。広報担当の「し」です。

石狩データセンターの開所式レポート第3回目は、内覧会の様子をお伝えします。

●内覧会でデータセンター内部を隅から隅まで見学

第2回レポートでお伝えした「テープカット・始動式」に続いて、内覧会へと移ります。ご来場いただいた方々を7組のグループに分け、弊社スタッフの案内で実際にデータセンター内の設備をご覧いただきました。

内覧会

内覧会の様子:写真のグループでは、代表 田中が設備の案内役を務めました。

まずはサーバルームからご紹介します。整然とラックが並び立つ、一見何の変哲もないサーバルームに見えますが、よくよく見ると随所に石狩データセンターならではの工夫が凝らされています。例えば、ケーブルは床下ではなく、すべて天井側に配線されています。また電源の差込口はラックの上に設置されています。

サーバルーム

サーバルーム

見学者の皆さんから最も質問が多かったのが、ラック上部から天井まで伸びた銀色の四角い筒です。これはラックから出る廃熱を天井裏に逃すための仕掛けです。他のデータセンターでも同様の設備を備えるところはありますが、石狩データセンターの大きな特徴はここで逃した廃熱を冷たい外気と混合し、適正温度にしてまたサーバルームに戻す「外気冷房システム」を採用している点です。

ダクト

ダクト:一見、金属の様に見えますが段ボールでできています。断熱性もありますし低コストです。

見学者の方々には、この外気冷房システムの設備も実際にご覧いただきました。外気は建屋の軒下から取り込み、そして、フィルターを通して塵や埃などを除去します。このきれいになった外気を空調機で適正温度に調節した後(外気が冷たすぎる場合は、「チャンバールーム」というスペースで外気とサーバの排熱を混合)、天井もしくは壁面ファンからサーバルーム内に送り込むという仕組みになっています。外気冷房の仕組みは、石狩データセンターの目玉だけあり、皆さん興味津々の様子でした。

外気冷房

外気冷房システムの概念図:第一期工事では2つの方式を採用しました。

ただし石狩とはいえ、真夏のごく一部の期間は、外気だけでは冷房をまかなえないことも予想されます。そのため、その期間の昼間の時間帯だけは、専用のエアコン設備(ターボ冷凍機)を稼働して冷房を行うようになっています。見学者の方々には、そのためのエアコン設備(ターボ冷凍機)を実際に間近で見ていただきました。

ターボ冷凍機械室

ターボ冷凍機械室:奥にある銀色の機械がターボ冷凍機です。

またサーバルームの廃熱の一部は、監視室や休憩室など、人が滞在するスペースの暖房として再利用されています。こうした細かい点にも環境に配慮した工夫が凝らされているのが、石狩データセンターの大きな特徴です。見学者の皆さんにも、実際にガラス張りの監視室を外から、見学していただきました。

監視室

監視室の見学の様子:写真中央にいらっしゃるのは石狩市 田岡市長

ちなみに、休憩室には畳敷きのスペースが設けられています。このスペースを設けた理由について多くの方から質問をいただきましたが、一言で言えば「雑魚寝スペース」といったところでしょうか。石狩は雪深い土地なので、真冬に大雪が降ると帰宅が困難になる事態も予想されます。そうしたケースに備えて、弊社社員がいつでも寝泊りできるように、広い畳敷きスペースが用意されているのです。もちろん、畳の上に正座してお茶を飲みながら、普通にくつろぐことだってできます!冬には石狩鍋もアリですね!

休憩室

休憩室の畳コーナー:畳を持ち上げると中から机が出てきます。

最後に、まだラックが設置されていないがらんどうのサーバルームもご覧いただきました。現時点ではまだ何の設備も設置されていない、完全なスケルトン状態になっています。しかし石狩データセンターは、ラックを100単位の「モジュール」で、迅速に増設できるようになっています。従って、現在は空いているスペースにラックを新設する際にも、極めて迅速に、かつ柔軟に増設できるのです。石狩データセンターが提供するサービスが多くのユーザー様にご利用いただければ、現在はまだ空いているスペースも早々に埋まってしまうことでしょう。(早々に埋まると嬉しいです!)

2号棟

2号棟:現在は倉庫として利用しています。

石狩データセンターレポート第4回(最終回)は、記念式典についてお伝えします。

 

はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 Google Bookmarks に追加 livedoorクリップに追加