「さくら石狩HVDCプロジェクト」都内DCでの実証実験結果について

5月10日に「HVDC(高電圧直流給電)システムの実証実験発表について」として本ブログ上で記事を記載させていただきましたが、5月から7月にかけて行った都内データセンターでの実証実験が終了し、当初の目標であった電源の総合効率90%以上を無事クリアできましたので、次の試験フェーズである石狩データセンターでの実証実験に進むことが決定しました。

▼さくらインターネット 都内データセンター HVDC検証システム

▼今回実験に利用した直流12Vサーバ機器

▼HVDC効率性の検証ポイント

今回の検証結果では都内データセンターのUPS給電方式での電源効率と比べた場合、HVDC方式は30~32%の効率改善が見込める結果となりました。
この結果から、石狩データセンターで導入する最新のUPS給電方式での電源効率と比べても20%程度の改善効率が予測(期待)できます。

あらためて記載しますが、今回のHVDC(高電圧直流給電)システムでは主に以下の項目に効果があげられると考えております。

・最大2割の消費電力を削減できる
・設備コストの削減(ケーブル設備の簡素化が可能)
・故障リスクの減少による信頼性の向上
・各種エネルギーの活用が将来的には可能となる
(太陽光や風水力等の自然エネルギーは、交流変換することなく直流のまま給電が可能である)

 →日本一の高効率(省エネ)サーバシステムの実現へ

なお、今回都内データセンターで利用したメーカー製サーバは1社1機種でしたが、石狩データセンターでの実証実験フェーズでは、複数のメーカにも賛同いただける予定となっておりますので、今後HVDC12Vシステムの普及に拍車がかかるものと期待しております。

石狩データセンターの本工事の構築に加えて、HVDCシステムの石狩データセンターでの実証実験の構築も引き続き頑張っていきたいと思います。

(石狩プロジェクト担当「うま」)

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