建設状況

石狩データセンターの現地工事状況(その3)

今秋の完成に向け、石狩データセンターの現地建設工事は順調に進んでいます。
今回は趣向を少し変え、空撮写真の比較をしてみたいと思います。


こちらは1年前に撮影した空からの写真です。当時は一面草と木に覆われていました。
建物工事はおろか、建築現場の作業所すらない状況です。


今年8月上旬に空から撮影した外観写真です。エントランス周りを除き、外壁・屋根工事がほぼ完了しており、建物としての形が出来上がっています。


外壁の塗装もだいぶ進んでおります。また建物周辺の敷地内道路も舗装工事が始まり、いよいよ完成が近いなと感じさせてくれます。

ご覧のように、建物自体はほぼ完成してきております。内装も順次工事が進められています。
今後、開所に向けて各種設備の最終調整や検査が行われ、データセンターとしての本格的な機能実装が進められていきます。

(設備担当「か」)

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石狩データセンターの現地工事状況(その2)

石狩データセンターの現地建設工事状況につきまして、前回の記事掲載から間があいてしまい失礼いたしました。
5月以降の現地の様子を簡単に紹介させていただきます。

 

5月上旬の様子です。鉄骨が本格的に建ち始め、建物の形がわかるようになってきました。

引いてみると、こんな感じです。

 

5月下旬の様子です。引きで見ると、水平方向にどんどん建物が伸びているかのような変化があります。

1Fのとある部屋の様子です。床はある程度できていますが、壁などはまだできていません。

 

6月上旬の様子です。一気に鉄骨が建ち揃い、建物のボリュームがはっきりわかるようになりました。このあたり、週単位でどんどん形になっていく施工の速さには、ただただ驚いたものです。

1階の内部の様子です。天井が徐々に作られていっています。

 

6月下旬の建物全体の様子です。屋根や外壁が全体の4割程度まで施工されていっています。

1F建物内部のとある部屋の様子です。壁も作られ、部屋らしくなっています。

 

7月上旬の様子です。屋根、外壁がほぼ全域で施工完了しています。イメージイラストにかなり近づいてきました。

1F建物内部に、電気関係の盤が搬入設置されだしました。データセンターの心臓部ともいえる設備群です。

2Fの建物内部です。天井が貼られたら、このダクトはもう見ることができなくなります。

 

5月から6月、そして7月にかけて建物が一気に形づくられ、現地に行くたびに驚きの声をあげていました。スケール感に圧倒され、ただ鉄骨が建ってるだけなのに「凄いな…」と思わせる何かがありました。

(設備担当「か」)

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石狩データセンターの現地工事状況(その1)

石狩データセンターの現地建設工事状況につきまして、その様子を簡単に紹介させていただきます。

 

3/10の起工式の時点では、まだあたり一面雪景色でした。

 

その後、急ピッチで工事が進められ、3月末時点では基礎工事が大きく進んでいました。

 

4月に入っても基礎工事が順調に進みました。

 

そして4月後半には、一部で鉄骨が建て始まり、建物としての形が少しずつ見え始めてきました。

 

そして5月から6月にかけては想像を超えるスピードで工事が進み、担当である私も現場に行くたび毎回驚きの声をあげておりました。
そのあたりの様子は、次回更新にてお届けいたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。

(設備担当「か」)

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【動画】石狩データセンター起工式

2011年3月10日(木)、石狩データセンター 第一期建設事業、起工式が無事にとり行われました。
先日、当ブログでもご紹介した「えりすいしかりネットテレビ」様が、当日の様子を動画で公開してくださいましたので、ぜひご覧ください。

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現地モックアップ実験について

ここだけの話ですが、この冬の間、石狩建設予定地の現地にて、モックアップ実験が行われておりました。
石狩データセンターでは屋根に独特の曲げ加工をしていることもあり、主に屋根への雪の付着状況や巻き垂れなどについて検証を行ったものです。

簡単ではありますが、写真を添えてご紹介させていただきます。

当社関係者のほか、大成建設の皆さんも検証状況の確認に集まりました。
視察中は吹雪くことはなく穏やかな天気でしたが、それでも長時間居ると体の芯から冷えてきました。

 

モックアップは実際の建築物のごく一部分を縮小して作ったものですが、それでも結構な大きさで迫力がありました。

 

単に外側からの目視だけでなく、屋根にのぼることもできました。
皆が一様に屋根へと目指す姿は、二度とみられない不思議な光景です。

 

屋根に雪が残っていました。
積雪が多く残っても、つららは殆どできないとのことです。

屋根の材料を左右で変えて、実験を行っておりました。

実験結果は、非常に良好なもので大きな問題はありませんでした。
詳細は割愛させていただきますが、一担当者としてひとまず安堵した瞬間であります。
この冬は積雪が多かったため、実験には最適な環境だったとのことです。

なおモックアップはこの視察直後、役目を終えたとして解体撤去されました。
一冬だけの儚い存在でしたが、石狩データセンターの今後に大きな貢献をしてくれたと思っています。

(設備担当「か」)

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現地造成状況 その3 (造成完了)

前回の造成状況報告から間が経ってしまいましたが、2010年11月に無事 現地造成が完了し、境界の確認等を含めた現地確認を実施しました。

2011年11月上旬の様子

2011年11月上旬の様子

敷地が広大な為、境界をなぞって歩くだけでも結構な時間を要しました。

2011年11月上旬の様子

現場作業には指差喚呼が欠かせませんが、もちろんこの時も図面と実際の計測値に間違いがないか、何度も見比べて確認を行いました。

2011年11月上旬の様子

ご覧のとおりまだ積雪前のそれなりに穏やかな時期でしたが、時折吹く強い風がとても冷たく、外気空調に最適な風土というのを身をもって感じたことが強く印象に残っています。

(設備担当「か」)

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「北の大地にデータセンターを」~石狩データセンター計画がスタートするまで~

さくらインターネット 田中邦裕

こんにちは。さくらインターネット代表の田中です。
今回は、当ブログにて石狩データセンター計画がスタートするまでの経緯について私からご紹介させていただきます。

※このコラムは、昨年末に日本Apacheユーザ会のイベント出展に際して、冊子に寄稿したものですが、メンバーの快い承諾を受けてこのほど転載させていただくこととなりました。
一部、年月日表記のみ修正を加えていますが、内容は原文のままとなります。

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1. はじめに

さくらインターネットでは、2010年の6月21日に、北海道石狩市へのデータセンター建設計画を発表しました。計画総ラック数は4,000ラック、1ラックあたりの供給電源は8kVAという、国内でも最大規模のデータセンター計画であり、多くのメディアやブログなどにおいても言及を頂きました。

しかしデータセンターというと大都市におかれるものという認識が多いなか、東京から遠く離れた石狩に作るということに驚かれた方も多いのではないかと思います。

かくいう私も、当初は北海道へのデータセンター設置に対しては懐疑的であり、北海道庁大阪事務所の方から誘致の話を聞かされた時も、上の空であったことを思い出します。
そのような中にありながら、なぜ今回のデータセンター計画を始めたのか、これまでの経緯について書きたいと思います。

2. データセンターの基礎
データセンターは、通信機器やサーバなどを設置するための建物・設備の総称で、昔から電電公社の電話交換局や、銀行などの電算センターといった形で存在していました。

そのようなデータセンターは、大都市郊外の地盤が良い地域(関西なら千里地区、関東なら多摩地区など)に設置され、そこから専用線で全国の拠点につながる形となっていました。

それが90年代後半からはインターネットバックボーンの引き込まれた、インターネットデータセンター(IDC)へと変わり、インターネットバックボーンに接続しやすい大都市中心部に移り始めます。
現在新設されるデータセンターの多くは東京23区内に集中している状況であり、中でも大手町付近は古くからIX(インターネットエクスチェンジ)が存在していることなどから、データセンターのメッカとなっているのはご存知の方も多いと思います。

しかし、大都市は土地の値段が高く、且つ高層ビル構造となることから建設コストも高く、おまけに大容量の電力を確保するために要する電力会社への負担金もバカになりません。
そのため、海外ではデータセンターは郊外で作るのが一般的となっており、インターネットコンテンツの多くが街中から姿を消しました。

3. 最初の郊外型データセンター計画
私が郊外にデータセンターを作ろうと考え始めたのは2007年の事でした。
そのころデータセンターの拠点数が増えたことによる人員の分散や、拡張性に乏しく欲しいときにすぐラックを用意できないといった様々な問題を抱えており、その解決のため1拠点の大規模化を目指していたのですが、都市部では莫大な投資がかかってしまうということから郊外の好適地を探していました。
そして、岐阜県大垣市のソフトピアジャパン にデータセンター設置の打診をしたのがその年の7月の事です。

ソフトピアジャパンは、東京と大阪の光ファイバーの結節点となっている個所でもあり、郊外といえども東京や大阪と同じ回線環境が得られるという絶好の立地でした。
郊外にありながら、回線環境が確保できるということで、ホスティング専用であれば問題ないだろうと考えたわけです。

しかしながら、1拠点あたりのラック数を増やすことによる運用効率の向上と、平屋に近い形で建物の建設コストを抑えたいという考えに対して、それに答えられるだけの広大な土地が確保できないということがネックになりました。

さらに追い打ちをかけたのが、好景気と資源高です。
当時は好景気の真っ最中、設備投資が相次いでいた時期で建設コストが高騰しており、おまけに毎週のようにマンホールのふたが盗まれるくらい資源高が続いていました。
ソフトピアジャパンの持つ地の利や、岐阜県庁の方々を始めとする地元自治体の丁寧な対応など、たいへん後ろ髪をひかれる思いではありましたが、その時は郊外型をあきらめ、大阪堂島においてホスティングに特化・効率化したラックルームを増設することになります。

4. 復活した郊外型データセンター計画
先の計画から2年後、2009年の夏に北海道庁大阪事務所の方がコンタクトを取ってこられました。
初めて北海道にデータセンターを作らないかという話を聞いた時には、「そんな遠くて問題無いのか」「回線はどうするのか」「寒さは大丈夫なのか」など、多くの疑問がわいてきたことを思い出します。
当然のことながら視察の要請を受けましたが、のらりくらりとかわし、結局視察に行ったのは暮れも押し迫る12月の事でした。

百聞は一見に如かずと言いますが、北海道は難しいと思っていた気持ちは、この視察の初日に瓦解することとなります。
大阪の自宅を8時前に出て新千歳空港に着いたのが10時半、そこから石狩までは1時間程度ですから、東京支社に行くのと大きくは変わりません。まずその時間に、「遠くはないな」という気持ちを持ちました。
そして実際の視察へ向かったわけですが、限りなく広がる北の大地を前に、私たちのビジョンの一つである「スケールメリットと柔軟性を兼ね備えたコスト競争力の高いITインフラの実現」という言葉が結びつきました。

さらに回線に関してもキャリアとの交渉次第で大容量回線(10Gbps以上)が引けるという情報を得て、RTTについても15msec~20msec程度と十分に短い時間であることが確認できたことから、現実的な選択であるという結論に至ります。

またその頃はリーマンショックの影響もあって、建設コストも資材コストも下がり、円高基調も相まって以前に比べて投資が非常に小さくできるということも計画を後押しすることになります。
その後、すぐにプロジェクトチームが結成され、2010年4月には仮設計と見積もりを済ませ、5月に大成建設で行うことも決定し、6月に対外発表するに至りました。

5. 今後の展望
石狩データセンターでは、広大な土地を最大限生かした拡張性と柔軟性を実現したほか、北海道の冷涼な気候を生かした外気空調による電気代の削減など、運用コストの低減が実現されます。
電気代については40%程度の削減が出来る見込みであり、それによる電源設備の削減も可能になることから初期投資額を抑えることが可能です。

現在の業界標準となっている都市型データセンターでは、より立地条件が良く、よりティアレベル が高いデータセンターが目指されていますが、これは多くの顧客の声に答えた正しい行動であり、『イノベーションのジレンマ』 における『持続的イノベーション』といえます。

それに対して石狩データセンターは、『破壊的イノベーション』といえ、既存の顧客の声に必ずしも答えたものではないかもしれませんが、多くの顧客はファシリティではなくサービスを購入したいと考えており、近い将来に多くの顧客にとって当たり前の選択になるであろうと考えています。

なお、郊外型データセンターを語るにあたって避けては通れないのがインターネット回線であると思います。
当然のことながら都市部に比べると回線の調達は楽ではありませんが、既に石狩データセンターでは東京まで冗長化された2系統の10Gbps回線を確保しており、回線のビット単価についても複合学習曲線に沿って永遠に下がるものと考えています。

『FREE(フリー)』 において、ジョージ・ギルダーの『未来の覇者』からの引用で次のように書かれています。

生産において物質の占める割合がとても小さい場合には、
生産量を増やすにあたって物質的な問題はあまり障害にならない

何を言いたいかというと、土地や建物、電気設備については低減することは非常に難しいわけですが、回線コストについてはこれからもイノベーションにおいてどんどん下がっていくものと思われます。
ましてや相応のスケールメリットがあれば、データセンターのコストに対して回線コストが十分に安いという状況が生まれます。

石狩データセンターの成否は、そのスケールメリットに集約されると考えています。
いかにサービスを投入し、いかに多くのお客様に利用頂き、ビットあたりの保存コストを、1コアあたりの利用料を、どれだけ安価にしていけるのかがポイントになります。

さくらのVPSにおいても月々980円と非常に安価なサービスを実現しましたが、石狩データセンターの完成によってさらにコストパフォーマンスの向上が目指せるでしょう。

データセンターが完全なフリー(無料)になることはありませんが、石狩データセンターは「安すぎて気にならない」くらい、手軽に使えるインターネットインフラを世の中に提供し、自分のやりたい事をフリー(自由)にインターネットで実現できる社会のために寄与してくれるものと考えています。

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さくらインターネット株式会社 代表取締役社長
田中邦裕

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現地造成状況 その1 (造成前)

石狩データセンター建設予定地につきまして、先月11月に造成工事が無事完了いたしました。

これから数回にわけまして、これまでの現地造成状況をお伝えしたいと思います。

まず今回は、造成工事着手前の現地状況をお見せいたします。

2010年7月上旬の状況

2010年7月上旬の状況

2010年7月上旬の状況

2010年7月上旬の状況

2010年7月上旬の状況(空撮)

ご覧のとおり、一言でいえば「草原」なのですが、実際には背の高い木々もたくさんあり見通しも悪く、雰囲気としては荒涼としたものが立ち込めている感じでありました。

この土地にデータセンターがどう建つのか、また造成がどう進んでいくのかなど、想いを巡らせながら目の前の草木をみつめていました。

次回は、造成中の様子をお届けします。

(設備担当「か」)

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現地造成状況 その2 (造成中)

前回の記事 現地造成状況 その1 (造成前) に続きまして、今回は造成途中の様子をお届けいたします。(2010年8月下旬の様子)

2010年8月下旬の様子

2010年8月下旬の様子

2010年8月下旬の様子

前回の写真と比べていただければ、造成の進行具合が一目で見て取れるかと思います。
造成途中ではありますが、視界をさえぎるものがほぼ無くなり土地の全体が掴めるようになってきました。
ほんのひと月前までの荒涼とした雰囲気から、まったく別の土地に変わった印象すら受けました。

2010年の夏は石狩地方も例年よりだいぶ暑く、この日もなかなかの暑さでありましたが、そんな中でも遅滞なく造成工事が進んだことは何よりでありました。

次回は、造成完了時の様子をお伝えいたします。

(設備担当「か」)

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北海道庁を表敬訪問いたしました

(写真左より)石狩 田岡克介市長、さくらインターネット代表 田中、北海道 高橋はるみ知事

(写真左より)石狩 田岡克介市長、さくらインターネット代表 田中、北海道 高橋はるみ知事

2010年6月22日、石狩市の田岡市長とともに当社代表の田中が北海道庁を訪問し、石狩湾新港地域へのデータセンター新規立地決定の報告をいたしました。
北海道では、寒冷な気候条件が立地に適していることから、データセンターの誘致活動を積極的に展開されており、当社の建設計画を歓迎・激励していただきました。

【関連リンク】
>> 北海道のデータセンター立地環境について
>> 石狩市「グリーンエナジーデータセンター」の誘致について

(広報担当:す)

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